子どものスマホゲームやライブ配信アプリへの高額課金に関する注意喚起
2023年7月13日
大分市消費生活センターでは、スマートフォンや家庭用ゲーム機でのオンラインゲームやライブ配信アプリの利用で、子どもが保護者の許可なく高額課金してしまったというトラブルに関する相談が増えています。未成年者が親の同意を得ずに契約した場合、民法で定められた「未成年者取消権」によってその契約を取り消すことができます。しかし、スマートフォンのオンラインゲーム課金やライブ配信サービス課金では未成年者が契約したことを証明することが難しく、必ず取り消されるとは限りません。子どもがどのようなサービスを利用しているのか、その決済の仕組みがどうなっているのか理解し、使い方について家族で話し合うようにしましょう。
事例
携帯電話会社から、キャリア決済の支払額が限度額の10万円を超えるという通知が届いた。家族に聞くと、小学生の娘が親のスマートフォンでオンラインゲームをしていたことが分かった。こっそり盗み見たパスワードを入れてゲームをダウンロードし、課金したという。娘は、お金を払っているという感覚もなくゲームを進めていた。
参考ページ(国民生活センターウェブサイト)
- ■「スマホを渡しただけなのに…」「家庭用ゲーム機でいつの間に…」子どものオンラインゲーム課金のトラブルを防ぐには?(2021年8月12日:公表)(別ウィンドウで開きます)
- ■未成年の子どもがスマホゲームで高額課金してしまった!(2021年10月8日:公表)(別ウィンドウで開きます)
- ■子どもがライブ配信サービスで投げ銭!?(2019年11月19日:公表)(別ウィンドウで開きます)
保護者へのアドバイス
- ■保護者のアカウントで子どもに利用させず、保護者のアカウントで子どものアカウントを管理、保護できるように「ペアレンタルコントロール」を利用しましょう。
- ■スマートフォン端末では、保護者のアカウントで子どもに利用させる場合、保護者が子どもの「課金を防ぐ」「課金に気づく」ために、事前に保護者のアカウントの設定を確認しましょう。
- ■クレジットカードやキャリア決済のパスワードなどの管理には十分に注意しましょう。利用ごとに通知をもらう設定をし、利用状況を確認するのも一つの方法です。
- ■周囲の大人は、ゲームの料金体系や決済方法などを理解し、日ごろから子どもとゲームの利用ルールについてよく話し合いましょう。
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もし、消費者トラブルに巻き込まれていると思ったら
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ひとりで悩まず、最寄りの消費生活相談窓口を利用しましょう。
■ライフパル消費生活相談専用電話(097)534-6145
■消費者ホットライン188(局番なし)