平成28年熊本地震に便乗した不審な電話や訪問にご注意ください!(第2報)~義援金を名目としてプリベイドカードの購入を求める不審な電話も
2016年5月11日
(国民生活センターホームページより)
平成28年熊本地震で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
平成28年熊本地震(以下、「熊本地震」)に関連して、義援金に絡めた不審な電話や訪問に関する相談が
引き続き寄せられています。
こうした相談の中には、「義援金を募る電話があり、プリペイドカードを購入してその番号を知らせて
ほしいと言われた」というケースや、「市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた」と
いうケースもあります。
義援金等の名目で、見知らぬ不審な団体等から「プリペイドカードを購入して、その番号を知らせて
ほしい」と言われても、絶対に応じないでください。
熊本地震に便乗した不審な電話はすぐに切り、来訪があっても断ってください。
相談事例
- 【事例1】義援金を募る電話があり、プリペイドカードを購入してその番号を知らせてほしいと言われた
- 福祉の団体を名乗る者から番号非通知で携帯電話に電話があり、「熊本地震の義援金を募っている。
ミルクや紙おむつが不足していたが、今は現金が必要だ。募金の振込先口座は当団体のホームページに
掲載しているが、今はアクセスがいっぱいで見られない状態になっているので、コンビニでプリペイド
カードを購入して、その番号を知らせてほしい。その方法が一番早く義援金を届けられる」
などと言われた。
電話の相手にこの団体の振込先口座を聞いたが答えてもらえず、団体の代表者名や電話番号も教えて
くれなかったので「怪しい」と思った。電話をいったん切った後連絡はないが、情報提供する。 - (2016年4月受付 当事者:50歳代 女性 京都府)
- 【事例2】市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた
- 「市役所の者だ」と名乗る人が自宅に来訪し、「熊本地震の被災者への義援金を集めている」と
言われた。断ろうとしたら「この地区の人はみんなお金を出している」と言われた。
不審なので、情報提供する。 - (2016年4月受付 当事者:60歳代 男性 熊本県)
消費者へのアドバイス
1.義援金等の名目で、見知らぬ不審な団体等から「プリペイドカードを購入して、その番号を
知らせてほしい」と言われても、絶対に応じないでください。
- 2.不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断ってください。
万が一、金銭を要求されても、決して支払わないようにしてください。
- 3.公的機関が、各家庭に電話等で義援金を求めることは考えられません。
公的機関から連絡があった場合には、まずは当該機関に確認しましょう。
また、 義援金は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認し、納得した上で寄付しましょう。
義援金を口座に振り込む場合は、振込先の名義をよく確認しましょう。
4.少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン「188」番)
や警察に相談してください。